実は、うちの兄貴と数ヶ月前から連絡が取れなかったのですが、今日やっと、兄貴と連絡が取れました。
オカンとは、兄貴が生きてて良かったね、と会話しました。
兄貴は、子供の頃から積もり積もったもので精神的にやられてまして、仕事も休みがちで、生活費の為に、少々借金しちゃっています。
私もオカンも、兄貴の事は理解してるんで、そこは大丈夫なんですが…。
まぁ、特に私は…。
そういう意味では先輩ですからね。
兄貴より私の方が酷かったのに、いつの間にか私の方が兄貴を追い越していたように感じます。
求められ、大事にされ、期待され、社交的に振舞う事も出来て、いつも笑顔で…。
私が二歳だか三歳の頃は、そういえば兄貴は、普通の子供だったんだな、って今日思い出して思った。
でも、物心ついた頃の兄貴は、まれにほのかに笑うだけで、寡黙で、何事にも目を瞑り、純粋さ故、静かに揉め事から遠ざかり、扉を閉めて、暗い部屋で独り、ゲームをするか、心の中は楽しいのに、表現方法が分からなかったのか、殆ど表に出す事もしなかった。
逆に私は、元々全く喋らず、笑わず、言いたい事やして欲しい事があっても、言葉にする事が出来ず、ただ暗い部屋から、明かりのついた、笑い声のあがる隣の部屋を静かに佇んで、ずっと眺めている事しか出来ない子供でした。
そして、怒りが爆発すると、絶叫しながら、まるで何処か壊れたんじゃないかと思う程、反発し、暴れました。
精神的に落ち着いてくると、子供の頃を思い出します。
思い出したくない事しか無いのに、何故か、フラッシュバックみたいに、思い出します。
特に、三歳以下の頃の事。
そういえば、金沢に行く前は、うちのオカンは全く怒らない人でした。
その理由は、微かに意思があった私は、薄っすらと理解していました。
ま、ようは子供に興味が無かったって事よ。
だからオカンは、私に背を向ける事をあまり気にしないのだと。
いつの私を思い出しても、いつも独り。
空や山や川を眺め、周りのみかん畑を眺め。
蛇とか恐いのが出ない道をダラダラと歩き、そして家に帰る。
二歳の頃は、大人しく留守番してたけど、三歳の頃は、好奇心が出てきて、自分の意思で考え、暇を潰す為頭を使い、危険な場所はちゃんと回避し、何故か時間の感覚を本能だか知っていて、昼前には家に帰ってました。
あの頃は、他人がうちの噂話をしているとき意外は、怒りや疑問を持つ事は無かったなぁ。
そもそもまだ思考するには難しい年頃なんすよ。
だから、楽しいと感じていても、それが楽しいとは解らないし、親の言っている事を理解していても、言葉として理解しているだけで、その気持ちまで考えるような事は知らない。
私の誕生。
私は、暗闇の中、水に漂う存在でした。
目を開けても閉じても暗さは変わらず、それが世界だと、無意識は受け止めていた。
ちゃぷちゃぷと、水の音が耳元でしたけど、寒いとかってのは全くなかったし、暗い事に、ほんの少し動揺したけど、それが動揺とも、恐怖とも知らなかった。
ただ、目を開いても閉じても一緒なら、このままずっと、閉じていよう、そう思い、目を閉じた。
次に目を開けたとき、私は兄貴と一緒に壁に落書きしてたんですね…。(^^;)
で、怒られるよ、お兄ちゃん。って心の中で思ったけど、兄貴もしてるし、どうせ叱られるときは一緒だから恐くないね。って、心の中でおもいました。
これが、多分二歳の頃だと…。
テレビではタッチとか、宇宙戦艦ヤマトだとかやってましたねぇ。
あと銀河鉄道999。(^^;)
タッチの歌は、所々おかしかったけど、小学二年生くらいまで覚えてましたね。
今まで生きてきて、友達をかばった事も何度かあった。
変な奴に絡まれたとき、家出してきたとき、色々。
相手の親に、人の家の事だ、首を突っ込むな、と怒鳴られたり。
でも、私は頑固だから、友達が困っていたら助ける、というのが、頭の中にあったというか…、感情や使命じゃなくて、まだ自分ってのが不安定で、人間というより人形だったから、ともかく、友達が困ってたら助けるってのが頭にあって。
心の中で、確かに私は他人だ。けど、友達が苦しんでいる。それに変わりは無い。と、親という生き物の事を理解した上で、庇ってました。
ほのかな気持ちは、ただ友達には笑っていて欲しかったから。
あの頃は、友達の笑顔が、私の生きる喜びでした。
いつの間に、それが信じられなくなったんだか…。
皆が社会に染まっていく様を遠くから眺めている事しか出来ない。
変わらないで…。と願い、変わっても、私は友達だよ。とずっと思っていたあの頃。
今思えば、切ない願いだったように思う。
人はすぐ変わってしまう生き物だって、知っていて、ずっと怯えて生きてきました。
皆、私の知っている皆じゃなくなる日が来る、と…。
そのとき、皆は私の事を覚えていてくれてるかな…とか、私は、皆の傍に居させて貰えてるのかな…、とか考えながら。
希望は、いつか消えて無くなるから、希望、なんでしょうか…。
願いは、叶わないから願いなんでしょうか…。
夢は、触れる事が出来ないから、夢なんでしょうか…。
最近、我慢して意識しないでいた事が、おずおずとですが、素直に表に、ちらちらと出てきているような気がします。
溜め込んでいた不安や寂しさ、恐怖からは、逃げられないのかもしれませんね。
私は私が嫌いです。
何も出来ない、何もしない、本当は、誰よりも恐がりで、素直じゃなくて、弱音を吐かず、人に、泣かない人だと思われて。
こんなに臆病になった理由は、全部自分の過去にあるのだと、解っている。
でも、本能に植え込まれてしまった恐怖感は、一体どうやって克服すれば良いんだろう…。
友達はいても、相談する相手がいない…。
そもそも、どうやって喋れば良いのか解らない。
相談って、何だろう…。
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